萱島地質 KAYASHIMA Geological Survey


当社は、がけ地や斜面を調査して崩れやすさを判定します。順算により安定計算を行う数少ない業者です。また、解析結果に基づいて適切な対応策をご提案いたします。

宅地地盤に関するご相談に応じます。
(購入を検討している土地の安全性を調べたい、災害時の危険性の知りたい、がけ条例の除外対象にならないか調べたい、等)


シンプルな機材を使って数万円程度のご予算でできる地質調査を提案します。 佐賀を拠点として九州地方を中心に活動しています。

  • 自然災害に関することで、行政がカバーできない自助や共助の部分を
    民間の立場から補完していきたいと考えています。


画像は西日本新聞より。2023/7/10に久留米市田主丸町で発生した土石流の様子。
土石流の経路がイエローゾーン(YZ)外だったことが指摘されていますが、もう一つ指摘したいのはレッドゾーン(RZ)の小ささです。家屋が被災した範囲に比べて、RZはかなり狭いように見えます。
区域設定の手法の中で、改善が必要な点と思います。
土石流の警戒区域は、RZはもちろんYZであっても、豪雨で家屋が潰される恐れがあるので、基本的に住んではいけない場所です
土石流は“逃げる”しかない



大規模盛土造成地マップによって、一定規模以上の谷埋め盛土の分布が示されています。
谷埋め盛土は上のイラストに示すように、幅が広く薄い盛土は大地震で変動しやすいことが分かっています。
こうした大地震で変動しやすい盛土の耐震化が求められます。
大地震で起こる谷埋め盛土の滑動崩落
大規模盛土造成地の変動予測調査の流れ

初回の相談は無料です。お気軽にご連絡ください。
(費用についてはこちら


トピック 
 ・表層崩壊の予防
 ・土砂災害警戒区域
 ・大規模盛土造成地マップ
〇講演資料PDF(浅層崩壊の予防調査と事例紹介)2022/5/25


調査項目
・宅地地盤相談(地形状況、分布地質、各種ハザードマップなど)
・現地調査(土層強度検査棒簡易貫入試験など)
・土層強度計測と安定計算


ピックアップ記事
・大規模盛土造成地の変動予測調査の流れ

 現在、国の施策として滑動崩落対策事業が、地方自治体によって進められています。
 その概要を上の図に従って簡単にまとめてみます。
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 以上が、国の施策によって行われている”大規模盛土造成地の変動予測調査”の概要です。
 現状で大地震による被害を事前に小さくする要素は皆無といってよく、大規模盛土造成地は地震に対してノーガードに等しい状況です。厳しい現実と言わざるを得ません。……


記事一覧
大規模盛土造成地の変動予測調査の流れ(2023/2/4)
耶馬渓町金吉地区 山地崩壊の発生メカニズム(2022/10/25)
逆算法と便法(べんぽう)(2022/10/12)
水圧 or 強度低下 ?(2022/9/14)
命運を分ける宅地盛土(2022/8/31)
・Twitterはこちら(2022/8/28)
斜面崩壊のリスク評価(2022/6/30)
大地震で起こる谷埋め盛土の滑動崩落(2022/5/31)
・トピックに講演資料(浅層崩壊の予防調査の方法と事例紹介)をアップ(2022/5/25)
雨で地盤は緩むか締まるか?(2022/4/30)
斜面の崩壊確率(2022/4/29)