簡易動的コーン貫入試験


 サウンディングという調査手法のひとつです。鉄の棒を地面にさして、基盤層までの土砂層の厚さを把握します。略して簡易貫入試験ともいいます。探査深度は概ね地下数m程度です。

 動的と名前に付いているように、5 kgの重りを落下させる打撃によって径1.5 cm程の鉄の棒(ロッド)を打ち込んでいきます。ロッドを10cm打ち込むごとの、重りの落下回数をNd値として測定します。(落下回数の上限は50回(Nd=50)です)

 機材重量は16 kg程度と携帯は可能ですが、持ち運ぶとそれなりに重いですし、5 kgの重りを何十回と上下させるのでそれなりに労力もかかります。
 この簡易貫入試験よりも軽量で迅速な調査手法ということで開発されたのが土層強度検査棒です。両者はそれぞれ得手不得手があるので、二つを組み合わせて補完的に使用します。