逆算法と便法(べんぽう)
便法とは二つの意味があります。 a.物事を処置するうえでの効果的な方法や手段。 b.ある行為を行ううえでの便宜的な方法。最も効果的ではないが、その場をうまくきりぬけ、それなりの効果がある方法。
便法とは二つの意味があります。 a.物事を処置するうえでの効果的な方法や手段。 b.ある行為を行ううえでの便宜的な方法。最も効果的ではないが、その場をうまくきりぬけ、それなりの効果がある方法。
本記事は、斜面の崩壊確率をどう使うか、という話しです。斜面崩壊による影響の大きさを住宅の損害額として、それに発生確率をかけることで、リスクの大きさを損害額で評価することができます。
地盤の強度というのはかなりバラつきます。そこで、そのバラつきを逆手に取って、バラつきの中で安定計算を繰り返します。そうすると、安全率の頻度分布ができ、確率計算が可能になります。安全率が1.0 を下回る確率、即ち崩壊確率:PFを求めることができます。
土層強度検査棒を用いて行うベーンコーンせん断試験についてです。土検棒を使ったベーンコーンせん断試験で、土の強度のデータを早く安く取得することができるようになりました。
「急傾斜地の土砂災害警戒区域」があったとして、その場所の危険度はどのくらいでしょうか?今すぐにも崩れてしまうのか、今は大丈夫だけど雨が降れば危ないのか、、。そうしたときに、斜面の危険度を評価する手法として“安定計算”というものがあります。
従来の斜面対策は崩れた所を直すことに重点が置かれてきました。それは災害復旧すなわち事後対応に当たります。従来から行われてきたものとは違うベクトルの手法として、事前対応で予防的な斜面対策を提案したいと思います。