久留米市田主丸町の土石流災害
2023年7月10日に久留米市田主丸町で発生した土石流の様子です。土石流の警戒区域については、イエローであってもレッドと同様に被災する恐れがある、ということです。
2023年7月10日に久留米市田主丸町で発生した土石流の様子です。土石流の警戒区域については、イエローであってもレッドと同様に被災する恐れがある、ということです。
「急傾斜地の土砂災害警戒区域」があったとして、その場所の危険度はどのくらいでしょうか?今すぐにも崩れてしまうのか、今は大丈夫だけど雨が降れば危ないのか、、。そうしたときに、斜面の危険度を評価する手法として“安定計算”というものがあります。
土砂災害警戒区域における「急傾斜地」は法律で以下のように定義されています。・傾斜度が30°以上で高さが5m以上の土地の区域。これは斜面の勾配と高さのみから警戒区域が決められるということで、斜面を構成する土の固さについては考慮しないということです。
土砂災害警戒区域の中でも「急傾斜地の崩壊」についてポイントをまとめてみます。土砂災害警戒区域には、急傾斜地、土石流、地すべりの3種類があり、三者三様の捉え方があるのですが、今回は急傾斜地を取り上げてみます。
最近、特に目にする機会が多くなった土砂災害警戒情報についてポイントをまとめてみます。テレビやネットで伝えられるのは、市町村ごとに発表される警戒レベルと土砂キキクルの情報までです。そこから先の現地条件を考慮した判断は住民が行わねばなりません。
テレビやネットで土石流が流下していく様子を目にされた方も多いと思いますが、土石流とは土砂と水が混合したものが、流路の岩や木を取り込みながら、谷沿いを流れ下っていく現象です。土砂を含んだ流れであることから密度が高く、直進性があり打撃力をもつという特徴があります。