「急傾斜地」での安定計算
「急傾斜地の土砂災害警戒区域」があったとして、その場所の危険度はどのくらいでしょうか?今すぐにも崩れてしまうのか、今は大丈夫だけど雨が降れば危ないのか、、。そうしたときに、斜面の危険度を評価する手法として“安定計算”というものがあります。
「急傾斜地の土砂災害警戒区域」があったとして、その場所の危険度はどのくらいでしょうか?今すぐにも崩れてしまうのか、今は大丈夫だけど雨が降れば危ないのか、、。そうしたときに、斜面の危険度を評価する手法として“安定計算”というものがあります。
土砂災害警戒区域の中でも「急傾斜地の崩壊」についてポイントをまとめてみます。土砂災害警戒区域には、急傾斜地、土石流、地すべりの3種類があり、三者三様の捉え方があるのですが、今回は急傾斜地を取り上げてみます。
テレビやネットで土石流が流下していく様子を目にされた方も多いと思いますが、土石流とは土砂と水が混合したものが、流路の岩や木を取り込みながら、谷沿いを流れ下っていく現象です。土砂を含んだ流れであることから密度が高く、直進性があり打撃力をもつという特徴があります。