がけ地の点検を行う際のポイント(国交省から)

 
 2020年2月に逗子市で発生したがけ崩れを受けて、国土交通省から”がけ地の点検を行う際のポイント”という資料が出されています。残念なことにこのがけ崩れで一人の方が亡くなられています。亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、地盤技術に携わる者としては、この犠牲から教訓を汲み取らねばと思います。

 この資料から読み取れるポイントは以下の3つです。
1.この資料は斜面の土地所有者にあてられたものです。斜面が民有地である場合、土地所有者が斜面を管理しなければなりません。

2.それほど多い事象ではありませんが、雨が降っていなくても斜面が崩れることがあります。大雨のときはもちろん崖崩れが起きますが、風化や地中浸食などが徐々に進行し崩壊に至るケースもまれにあります。

3.”点検時のポイント”や”がけ崩れの前兆現象”が示されていますが、実際に現場で斜面が崩れるか予測するのは、専門家でもほぼ不可能に近いと思います。予測ができれば何の苦労もありません。少なくとも地割れのような前兆現象がみられたら、経時的に観測する、専門家に相談する等は少なくとも必要でしょう。