先日、NHKの朝ドラが最終回でした。飛び飛びで見ていたのですが面白かったです。簡単にその感想です。(以降、ドラマの内容にふれるのでネタバレがお嫌な方はご遠慮ください)
東京で気象予報士の実績を積んだ主人公は、故郷に戻って自分の知識と経験を活かす道を探ります。気象情報を地域の防災や産業に活用しようとしますが、その取り組みは、道半ばの所でドラマは終わります。
劇中で、身の回りの親しい人は主人公の提案に耳を傾けてくれますが、売り込み先の人はあまり興味を示してくれません。
これらの描写はかなり共感するところがありました。正に、防災や減災に関する取り組みの実情かなと思わせます。みんなが重要なことだとは認識しているけども、差し迫った必要があるわけでもなく、身銭を切ってまで取り組むことはないな、という感じです。
最後の方で主人公は、先輩の気象予報士に「地道に続けるしかありませんね」と告げられます。
防災や減災の分野は、公共のサービスやボランティア的な取り組みが主になっていて、民間のビジネス的なものは少ないように感じます。とはいえ、やはり必要な面はあると思うので、どこかにあるニーズを掘り起こしていきたいものです。